私は、再発を繰り返す多発性子宮筋腫を持ち、過去に3度子宮筋腫摘出の手術をしています
私自身、数回にわたる手術により、子宮を傷つけてしまっていることをずっと気にしていました
本当に妊娠できるんだろうか?
もし、赤ちゃんができなかったらどうしよう…
普段の生活の中で、ふとした時に考えてしまって、悩んだ時期もありました
そんな私がこの度、人工授精を経て、双子の赤ちゃんを授かることが出来ました
私はお母さんになることが出来たのです
このような私の経験が、同じように悩んだり、不安を抱えている誰かの役に立てたらいいなと思い、不妊治療から双子出産までの経緯をブログに綴ろうと思いました
子宮筋腫をお持ちの方や、子宮筋腫の手術歴のある方で、悩まれていたり、妊娠を考えている方の参考になれば幸いです
これまでの妊活経緯:多発性の子宮筋腫を軽く見ていた私たち
私は、29歳の時に30歳のみち夫と結婚し、33歳で双子を出産しました
筋腫の摘出手術歴が過去3回
もともと私が多発性の子宮筋腫を持っていて、23歳(子宮鏡手術)、26歳(子宮鏡手術)、28歳(開腹手術)の過去3度に渡って筋腫の摘出手術を受けていました
すべて良性でしたが、取っても取っても再発するし、多発性で量もたくさんできる
また、手術を何度も行うことで、子宮が妊娠に耐えられなくなって、妊娠中に子宮破裂のリスクが上がってしまうかもしれない等の説明を受けていました
もともとの体質なので、生理が止まらないことには再発し続けると医者からは言われていましたし、3度目の手術をした時点(28歳)で、子供が欲しいなら今すぐにでも妊娠したほうがよい、と医師から忠告を受けていました
ですが、当時の私たちはあまり重大なこととして考えていませんでした
再び生理が悪化、焦って不妊治療のクリニックを受診
ところが、私が32歳の夏ごろから生理の症状が悪化(出血量増加、生理痛悪化)し始めました
急に実感がわいてきて
本当に妊娠できるんだろうか?
もし、赤ちゃんができなかったらどうしよう
と考えるようになってしまいました
そこで、自然妊娠を待っている時間はないと自己判断し、いきなり不妊治療を行っているクリニックをみち夫と一緒に受診しました
そのクリニックの先生に今までの経緯をお話し、内診で子宮の状態を見てもらったところ、タイミング法でやっている時間はないので、すぐにでも人工授精しましょうということになりました
すぐに私の検査(排卵問題なし、卵管狭窄症なし)とみち夫の検査(精子の量、質問題なし)を行いました
幸い、何の問題もなかったのですぐに人工授精を行いました
1回目の人工授精では排卵促進剤を使用したにも関わらず、排卵が起こらず、失敗
2回目の人工授精では卵胞に卵子ができているかエコーで入念に確認してチャレンジしました
その時、卵胞に卵子が2個できていて、2つとも排卵したら双子になるかもね!と医師から言われて、それもいいですね!って笑って話したのを思い出しました
2回目の人工授精で妊娠
その間に2020年になり、生理予定日になっても生理が来ないでので、生理予定日に検査したところ、陽性の線ががうっすら確認できました
信じられなくて、また数日後にもう一度検査すると、今度はくっきりと線が!
すぐ、クリニックの予約をとって診てもらったのですが、なんせ、筋腫がその時点で沢山出来ていて、エコーが見にくい
受診した時期も早すぎたみたいで、なかなか赤ちゃんの袋が見つからない
先生も見つからないもんだから、子宮外妊娠だったらどうしようって焦ったとおっしゃったくらい見えにくかったです
時間をかけてエコーで見てもらったところ、赤ちゃんの袋が1つやっと確認出来て、妊娠7週3日で無事クリニックを卒業となりました
この時、双子じゃなかったねーと先生と話しながら笑ったのを覚えています
私の通っていたクリニックでは、赤ちゃんの袋が見つかった時点で、出産を希望する産院への紹介状を書いてもらい、転院となります
私が希望したのは家から車で15分の総合病院です
転院後、初めての受診から私たちの奇跡と苦悩に満ちた日々が始まります
私たち家族にとって、運命の1日でした
不妊治療にはお金がかかる
この治療(夫婦の検査、2回の人工授精、診察、投薬)では、トータル約10万円かかりました
私たちの場合、広島県と尾道市が行っている不妊治療の助成金を申請し、2つの制度を合わせてトータル約10万円戻ってきたので、費用は実質かかっていません
しかし、治療費が10万円以上になると、全額助成されるとは限らないようです
体外受精や卵子凍結となると一気に金額が跳ね上がります
不妊治療の保険適応の話題が出ていますが、是非そうなるといいなと私は感じています
不妊治療の詳しい金額や、助成金の申請方法は別記事で記載しようと思います
ではまた!